11月5日に開催されたアニバーサリーライヴ02『恋ほど素敵なショーはない』のピアノ&バンドリーダーを務めたほか、 12月5日に発売されたばかりの『岩崎良美ヴォーカルアルバム 赤と黒から・・・・・Ⅰ』の全曲アレンジ&サウンドプロデュースを担当していただきました。
この度リニューアルした岩崎良美オフィシャルサイトのスペシャル対談シリーズ記念すべき第1回は、 良美さんと漆戸さんの出会い、『赤と黒から・・・・・Ⅰ』の制作過程、全国展開中の七色音色ツアーに至るまでをたっぷりとお届けいたします。
二人の出会いと「モノクローム」
――まずは、お二人が出会ったきっかけを教えていただけますか?
良美 10年ほど前、あるチャリティイベントに、カズンと私が出演したことがあって。漆戸さんとはそこで、初めて話したのよね。
漆戸 待ち時間中に、楽屋の前を通りかかったら、良美さんがマネージャーさんと話をしていたんです。そこで「挨拶がてら、仲良くなれたらいいな」と、輪の中に入れてもらったら、すっかり盛り上がって(笑)。その時に「あわよくば良美さんに曲を書かせてほしい」と思いました。
良美 それからも、何度かイベントでご一緒したり、私のライブに来てもらったりしているうちにすっかり仲良くなって、実際に曲を書いてもらうことに。
――そこで「モノクローム」が出来あがったんですよね。メロディは、どうやって生まれたんですか?
漆戸 初めて会った時に、フランス映画の話をしたせいかもしれないけど、まずパリのイメージが浮かんだんです。そこで、ポップでありながら、フランスの匂いがする曲にしようと思って、作りました。
良美 だからかなあ。メロディを聴いた時、パンの香りとか、ヨーロッパの街並みが似合う気がしたの。
――詞は、お二人で考えられたんですか?
良美 まず、私が漆戸さんに「パンの香りで、前の彼を思い出す」とか「思いきり愛せたから、今でも愛してる」といったフレーズをFAXで送ったんです。そうしたら漆戸さんから「前の彼がピアノを弾いていた、というのはどう?」みたいなアイデアが出てきて。FAX用紙がなくなるまで、やりとりしました(笑)。
漆戸 「過去の想い出はモノクロームだけど、いつかは自分の大切な色になる」というオチは、最後に決まったんだっけ。
良美 うん。それにしても、一緒に作った最初の曲が「モノクローム」で、今、一緒にやっているコンサートツアーのタイトルが『七色音色』。どちらも色がテーマになっているのよね。コラボレートシングルも「ココロの色」だし。
漆戸 そういう意味でも、やっぱり「モノクローム」が、良美さんと僕たちのコラボレーションの原点になっているんだよね。
ミニアルバム『赤と黒から・・・・・Ⅰ』制作秘話

――『赤と黒から・・・・・Ⅰ』の制作はいかがでしたか?
漆戸 実は、僕は高校生の時からずっと、「ヴォーカルアルバム」というものに憧れていたんです。音楽雑誌で「ヴォーカルアルバム」と紹介されているものを、片っ端からチェックするぐらいに。だから今回、まさに「ヴォーカルアルバム」と呼ぶのにふさわしい作品に関わることができて、すごく嬉しかったですね。とにかく「良美さんのヴォーカルが堪能できるアルバムにしたい」「初めて良美さんの歌を聴いた人たちに『いいヴォーカルだなあ』と思ってもらえるようなアルバムにしたい」と思いました。
――サウンドの方向性は、どうやって決められたんですか?
漆戸 僕の中には、まず「ポップなアルバムにしたい」という思いがありました。「ポップスのヴォーカル」って、一番難しいんですよね。クラシックにはクラシックの、ジャズにはジャズの、ロックにはロックの歌い方があるけど、ポップスにはそれがない。さまざまなタイプの曲を歌いこなせて、初めて「ポップスのヴォーカリスト」たりえるんですよね。サウンドをポップにすることはいくらでもできるけど、ヴォーカル自体がポップであることは稀なんです。その点、良美さんのヴォーカルはものすごくポップだし、不思議なことに、バックの音の数がどんなに多くても、言葉がちゃんと聞こえてくる。だから今回は、バックの音を厚くして、思いきりポップにしてもいいんじゃないかな、と思ったんですが……。
良美 私は逆に、バックの音が薄い方が好きだから、「もっと音の数を減らして」ってお願いすることが多くて(笑)。
漆戸 僕は、音の数が少ないと、クールでかっこよくはなるけど、ポップさがなくなってしまう気がしたんです。それに、音の数を増やすのって、ライヴじゃなかなか難しいじゃないですか? CDだからこそできることもあるわけで。そこはせめぎあいでした(笑)。
良美 でも、足し算派の漆戸さんと、引き算派の私がやりあったおかげで、結果的にはちょうどいいバランスに……なったよね?(笑)
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5月13日生まれ。千葉県出身。1995年、従兄である古賀いずみとのユニット「カズン」としてキューンソニーからデビュー。3rdシングル「冬のファンタジー」が70万枚の大ヒットを記録。以降、カズンとしての活動と並行して、他アーティストへの楽曲提供や、アレンジ、コーラス、プログラミングのほか、ピアニスト、コンポーザー、プロデューサーとしてマルチに活躍中。2009年、岩崎良美&カズンのコラボレートソング「ココロの色」を作詞/作編曲&トータルプロデュース。『岩崎良美ヴォーカルアルバム 赤と黒から・・・・・Ⅰ』のオールアレンジ&サウンドプロデュースを担当。
オフィシャルサイト http://www.hiroshiurushido.com/
オフィシャルブログ http://ushidoshi.exblog.jp/









